イクメン副市長が自転車で娘を学校へ送る姿が話題に―安徽省蕪湖市

Record China    2012年6月4日(月) 10時5分

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1日、安徽省蕪湖市の副市長が毎朝小学1年生の娘を自転車で学校まで送る姿がネットユーザーの間で「良い父親」「良い副市長」と好評だ。

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2012年6月1日、中安在線によると、安徽省蕪湖市の●雲超(ジャン・ユンチャオ、●は「危」のふしづくりを「ハ」と「言」に)副市長が毎朝小学1年生の娘を自転車で学校まで送る姿がネットユーザーの間で「良い父親」「良い副市長」と好評だ。

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ちょうど6月1日が「国際子どもの日」ということもあり、ネットユーザーの注目を集めた。自転車の後部座席に娘を乗せ、前かごにはピンクのリュック。信号待ちをしている姿をキャッチされた同副市長は53歳、2003年1月に蕪湖市の副市長に就任した。

以前から街でアヒルを買う姿や、ファーストフードを食べる姿も目撃されており、庶民派副市長として好感度が高かったが、今回の自転車送迎でそれがさらにアップしたようだ。娘の通う学校の先生は、「よく自転車で送り迎えするお父さんを見かけていたが、後にそれが副市長だと知って驚いた」とし、「登下校時には校門の前が送迎の自動車で一杯になるが、副市長自ら自転車を利用されるとはすばらしい」と述べている。

副市長の妻によれば、学校は自転車で20分かかる距離なのだが、夫妻双方の両親とも遠方で同居していないため、娘の送迎は朝が副市長、下校時が妻と分担しているという。仕事が忙しい副市長にとって、朝のひとときは子どもとの貴重な時間でもある。毎朝7時過ぎに娘を自転車に乗せて学校へ送り届け、学校付近のスーパーの駐輪場に自転車を停めて出勤。退勤後に駐輪場から自転車で自宅へ帰るのだという。

当の副市長は「父親として当然のことをしているだけ」と強調するが、社会学専門家の王開玉(ワン・カイユー)氏は、この大きな反響は自転車で子供を送る高級官僚が少ないことに加え、公用車を私用に流用するなどの行為も取り沙汰される昨今、官僚がより清廉で親しみやすくあってほしいという市民の期待も反映されているのではないかと分析している。(翻訳・編集/中原)

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