診察に徹夜の8時間待ち、病人に鞭打つ中国の病院事情―広東省仏山市

Record China    2012年6月6日(水) 6時20分

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5日、ただでさえ身体の弱っている病人にさらに鞭打つような、中国の厳しい医療事情が紹介された。広東省仏山市で取材を行った記者によると、市内の有名病院では、翌日の外来受付に申し込みをするために、前の夜から徹夜で行列に並ぶことが常態化している。

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2012年6月5日、ただでさえ身体の弱っている病人にさらに鞭打つような、中国の厳しい医療事情が紹介された。広東省仏山市で取材を行った記者によると、市内の有名病院では、翌日の外来受付に申し込みをするために、前の夜から徹夜で行列に並ぶことが常態化している。チャイナフォトプレスの報道。

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午前6時30分に始まる受け付け開始のため、大病院の待合室には前の晩遅くから、椅子や寝具を持参した診察希望者たちが行列をつくっている。もちろん、病人本人が列に並ぶのは無理だろうから、家族や知人が替わって並んでいるのだろうが、中にはもちろん、“行列代行”を生業とする者もいる。記者が取材した病院には常時、20人以上の“代行業者”が存在している。彼らは中間手数料で商売を広げている。

省内の遠隔都市から来たというある男性は、重症のアレルギーを持つ子供のために、ここ数日間連続して行列に並んでいる。夜11時から翌朝6時まで。その後、妻と交替して自身は出勤していく。婦人科や小児科など人気の診察科だと、1週間並ぶのもざらだという。深夜の待合室はこうした人々でごった返し、疲労のピークに達した者の間でしばしば小競り合いも発生する。(翻訳・編集/愛玉)

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