中国人留学生の就職、「日本式ルール」が見えない障害に―華字紙

Record China    2018年6月28日(木) 8時20分

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25日、日本の華字紙・中文導報のウェブサイトは、中国人留学生が語る日本での就職活動で遭遇する「見えない壁」について伝えた。資料写真。

2018年6月25日、日本の華字紙・中文導報のウェブサイトは、中国人留学生が語る日本での就職活動で遭遇する「見えない壁」について伝えた。

神戸にある大学院で学ぶ修士2年の蘇(スー)さんは、小さいころから日本アニメが好きで、中国の大学在学中も日本に関する学問を専攻していたこともあり、日本での就職を希望して1年次の後期より就職活動を始めた。しかし「日本の就職について完全に理解するには、もう少し前から準備する必要があった」と振り返る。

蘇さんは20社に履歴書を出してそのうち約10社の面接を受けたが、なかなか通らなかったという。何度も面接を経験する中で蘇さんは「日本では中国よりも学歴が重視されないように見えたが、実際は学歴が大切だった。国立大学の留学生が一般大学の留学生より有利だった」と語った。蘇さんは先月、晴れてある会社から内定通知を受け取ったとのことだ。

日本の大手企業に4年間務める孫(スン)さんは「日本企業は外国人社員に対し、日本人社員に混じって第一線で戦うことを求めるが、これはちょっと理解できない。会社は毎年十数人の外国人を雇い、自分も求人に携わっている。有名企業なので応募者も多いのだが、入社しても辞めていく人が多い。それは主に、外国人社員に対する扱いが厳しく、日本人の習慣に合わせて仕事をさせようとするからだ」と語っている。

また、留学生の白(バイ)さんはグループ面接で日本人の参加者から相手にされなかったという。幸いこの会社から内定をもらったが「日本の参加者たちが言いたいことをちゃんと理解していなかったことで、グループディスカッションがうまくいかなかったのかもしれない。これも、外国人が日本で就職する上で慣れない点かもしれない」と話した。(翻訳・編集/川尻

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