中国の甘粛省白銀市でこのほど、小学校の体育の授業で教師が生徒を投げ飛ばす事件が発生した。26日付で中国の動画サイト・梨視頻が伝えた。

事件が起きたのは同市の靖遠県にある小学校で、学校関係者は「体育の授業で（投げ飛ばされた）生徒がルールを守らなかったと思われ、教師は列から生徒を出すつもりだったが投げ飛ばす形になってしまった」と説明した。投げ飛ばされた生徒は顔面から地面に激突し、鼻血や擦り傷などのけがを負った。その後病院で検査を受け、保護者にも謝罪したという。

問題の教師は2013年にこの学校に赴任し、学校も教師の詳しい状況は把握していないと関係者が語っている。現在教師は停職中で、行政処分のうち2番名に軽い「行政記過」が科せられ、学校側は問題の教師を異動させる方向で対応を進めているという。

これに対しネットでは「教育は良いが、乱暴すぎるやり方はよくない」「最近似たような事件が続発している。関係者は類似事件を警鐘と捉えていないのか？」「これは児童虐待だ。厳しく罰するべき」と教師の行為に加え、処分が軽いとして憤慨する声が殺到した。（翻訳・編集/内山）