2018年6月27日、中国メディア・網易は日本人がマスクをする理由について紹介する記事を掲載した。以下はその概要。

日本人はマスクをするのが好きだ。空気が汚れているわけでもないのに、どうしてマスクをするのか。たとえ夏や秋でもマスクを着用する光景は些か奇妙に思える。後になって知ったことだが、日本人がマスクをする主な理由は、日本では花粉が大量に飛散していて一部の人がアレルギー症状を起こすからなのだ。

では、どうして日本はそんなに花粉が多いのか。日本は森林カバー率が世界トップクラスだが、1960年ごろより日本で成長率の高いスギの植樹が大々的に行われてきたことが、花粉症の流行を引き起こした。春になると、空を覆わんばかりのスギ花粉が風に乗って飛散し、アレルギー症の人を苦しめる。これにより、日本ではマスクをすることが当たり前の光景になっていった。

一方で、アレルギーを持っていなくても毎日のようにマスクをつける人がいる。それは、マスクをすることで顔面偏差値を大きく高めることができるからだという。口と鼻をマスクで隠して目だけを出すことで、相手にかわいいと思わせるのだ。ただ、マスクを外した時に「全然違うじゃないか」とトラブルになることも日常茶飯事なのだとか。

そんなこともあり、日本のマスク種類は世界最多を誇る。マスク利用者が多いため、マスクにもオシャレをしようということでデザインや色など非常に多くのバリエーションのマスクが続々と出現しているのだ。（翻訳・編集/川尻）