妊娠7カ月で強制中絶、「一人っ子政策違反」理由に当局が母親を違法に拘禁=ネットに告発―陝西省安康市

Record China    2012年6月14日(木) 12時31分

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12日、中国陝西省安康市で、妊娠7カ月の女性(23)が一人っ子政策に違反したとして地元当局に違法に拘禁され、強制的に中絶手術を受けさせられていたことが分かった。

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2012年6月12日、中国陝西省安康市で、妊娠7カ月の女性(23)が一人っ子政策に違反したとして地元当局に違法に拘禁され、強制的に中絶手術を受けさせられていたことが分かった。地元のニュースサイト・華商網が伝えた。

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地元のネット掲示板で11日、ネットユーザーがショッキングな写真付きで告発した。同省安康市鎮坪県在住の妊娠7カ月の女性が家族にも知らされないまま、当局に違法に拘禁され、2日午後、強制的に中絶手術を受けさせられたというもの。このあまりの非人道的な事件に、ネット上では当局に対する非難が巻き起こっている。

これを受け、同県の人口計画生育局は公式サイトで12日、「この女性の妊娠は政策違反に相当する。何度も説得した結果、女性は中絶手術を受けることに同意した」と反論。「陝西省人口計画生育条例に基づいて、2日、政策違反の第二子の中絶手術を行った」とあくまでも正当な行為であったとの姿勢を崩さない。

当局によると、今年3月から第二子出産のための申請書を出すよう呼び掛けてきたが、夫妻は「すぐに出します」と言い続け、結局提出されなかった。女性は内モンゴル自治区出身で、女性の夫(30)は地元出身。ともに漢族。2006年に結婚し、2007年に第一子の女の子が誕生している。

なお、地元の掲示板では、堕胎した直後とみられる胎児の遺体が女性の横に寝かされている写真も紹介されている。妊娠7カ月といえば、人間としての形も整い、五感も発達してくる時期。そんなわが子の遺体を目の前にした女性の気持ちを考えると、胸が痛む。(翻訳・編集/NN)

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