拡大
北京市で開催される重要会議「両会」において、会議に出席する代表への直接取材が解禁された。写真は両会のニュースセンター。
(1 / 2 枚)
2007年3月2日、間もなく北京市で開催される「両会(全国人民代表大会と政治協商会議の全国委員会会議)」を取材する記者のために、両会のニュースセンターは今年初めて新しい制度を導入する。そのうちのひとつは、外国の記者を含む記者らが会議に参加する代表と直接顔を合わせての取材が可能になったことだ。また、会議中に代表団が宿泊している施設も50数年来初めて公開する。
【その他の写真】
これまで、外国の記者が代表に取材したい場合、会議組織委員会のニュースセンターあるいは代表団の連絡員を通じて、取材の申し込みをしていた。今年からは引き続きニュースセンターを通すこともできるが、直接代表団や代表と連絡することも可能になった。専門家は、こうした措置が外国の記者による中国取材の便宜を高めるものとなるだろうとしている。
「両会」は、毎年3月に行われる全国人民代表大会と政治協商会議の全国委員会会議。いずれも国策の最終決定に関与し、参加する代表はさまざまな重要な議題を討論する。中でも庶民の生活に直接関連する議題が多いことから、国内外のマスメディアの注目を集めている。特に今年の秋には中国共産党第17回全国代表大会が行われる予定であり、それに先立つ今回の両会への関心度をさらに高める要因になっている。(編集・佐々木康弘)
ピックアップ
この記事のコメントを見る