ホンダが江蘇省に二輪車新工場、大黒屋が北京で金融サービスの子会社設立へ

Record China    2018年7月3日(火) 8時10分

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写真はぐるなびPayがWeChat Payに対応していることをアピールする画面。

<日中経済・新事情>関連企業:ホンダ、大黒屋、TTU、騰訊(テンセント)、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、ぐるなび、阿里巴巴集団(アリババ・グループ)

●ホンダ、二輪車生産の新工場が完成―江蘇省太倉市

ホンダの中国における二輪製品生産販売合弁会社である新大洲本田摩托(新大洲ホンダ)は2日、江蘇省太倉市で同日、これまでの上海工場からの移転先である新工場の完成式典を行ったと発表した。新工場には各工程の自動化など最新鋭の生産技術を導入。ホンダのグリーンファクトリーコンセプトも随所に取り入れた。稼働開始は8月。ホンダは2018年の中国の二輪市場規模を約700万台と見込む。新工場の年産能力は旧上海工場と同規模の約50万台。新大洲ホンダは天津市にも年産能力約40万台の工場を有している。

●大黒屋、中国で金融サービスの子会社設立へ

大黒屋ホールディングスは2日、中国における金融サービス提供を目的に北京陸秦網絡科技と、合弁会社設立を伴う業務提携を行うと発表した。新会社の所在地は北京市で、既存合弁会社の北京信邦大黒屋商貿ともファイナンスサービスを連携させることで、中国における中古ブランド品の買い取り、売買事業をより加速できると見込む。新会社の資本金は200万元(約3400万円)で、出資比率は大黒屋側が80%、陸秦科技が20%。7月中の設立を予定する。

●TTU、訪日中国人向け「WeMart」にWeChat Payの円建て決済を追加

TTU(本社・福岡市)は6月30日、WeMartにWeChat Payによる円建て決済を追加したと発表した。WeMartは、企業が取得したWeChat公式アカウントにひも付いた形で、中国人ユーザー向けに越境ECを展開できるサービス。多くのWeChat公式アカウントに導入されており、円建て決済に対応したことで、ECのノウハウを持たない免税店や小売店も導入が可能になったという。

●ぐるなびPayがVisaのタッチ決済を導入、Alipay、WeChat Payにも対応

ぐるなびは2日、ビザ・ワールドワイド・ジャパンが提供する、国際標準規格のType A/Bによる非接触決済を8月にぐるなびPayに導入すると発表した。モバイル決済端末でのタッチ決済の採用は、ぐるなびPayが日本初。同月にはぐるなびPayを一新し、カード決済や国内モバイル決済及び電子マネー決済、さらには中国モバイル決済のAlipay、WeChat Payなどに対応した決済サービスとする。(翻訳・編集/如月隼人

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