秦始皇帝陵から墳墓99基見つかる、殉葬の貴妃たちか―陝西省

Record China    2012年6月18日(月) 13時43分

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17日、陝西省にある秦始皇帝陵でこのほど99基もの墳墓が見つかり、始皇帝の後宮の貴妃が埋葬されているのではないかと見られている。写真は秦始皇帝陵。

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2012年6月17日、中国新聞社によると、陝西省にある秦始皇帝陵で99基もの墳墓が見つかり、始皇帝の後宮の貴妃が埋葬されているのではないかと見られている。秦始皇帝陵博物院が15日明らかにした。

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「史記・秦始皇本紀」に「二世曰:先帝后宮非有子者,出焉不宜。皆令従死,死者甚衆(秦の二世皇帝曰く、『先帝の後宮に子のない者は出してはよろしくない』と。みな殉死させ、死者は甚だ多かった)」とあり、今回見つかった多数の墳墓は始皇帝が埋葬された際に殉葬されたものである可能性が高い。見つかった墳墓は南北に8〜9列に並んでおり、いずれも向かい合った形で埋められていた。

調査を行っている研究員によると、始皇帝陵の基本的な構造はすでに調査できており、陵墓の内外に2つの城壁と10カ所の城門が存在し、それらの場所も特定できているほか、城内の墳墓の北側には大量の遺構と殉葬がある。それらのことから陵墓の南北の中心や陵墓の方向などを明確にすることができるという。

また、城内北西部の南北670メートル、東西220メートルに渡ってきめ細かな調査が行われている最中で、この部分には儀礼上重要な意味を持つ建物があったと推測されており、古代皇帝の陵墓に関する研究上重要な意味を持つ。(翻訳・編集/岡田)

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