中台の「ベルリンの壁」、壊すのは台湾“留学”の若き中国人学生たち―米華字サイト

Record China    2012年6月19日(火) 5時49分

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15日、台湾の大学が中国本土の学生に門戸を開いた2011年を「元年」と称する香港中文大学の葉家興・副教授が、人数を限定したり、受け入れる学生の地域を限定したりする台湾の「三限六不」政策を撤廃すべきだと主張した。写真は台湾・新北市の淡江高校。

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2012年6月15日、台湾の大学が中国本土の学生に門戸を開いた2011年を「元年」と称する香港中文大学の葉家興(イエ・ジアシン)副教授が、人数を限定したり、受け入れる学生の地域を限定したりする台湾の「三限六不」政策を撤廃すべきだと主張した。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

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葉副教授はベルリンの壁が崩壊した1989年以降、東西ドイツの人々が互いに理解し、交流を図っていったことにより、ドイツの競争力がより強化されたことに触れ、「三限六不」政策(学校、地域、人数の限定、試験に干渉しない、台湾学生の定員に影響を与えない、奨学金を提供しない、アルバイトを許可しない、資格を与えない、中華民国籍を取得しない限り公務員にさせない)は中国本土学生が台湾への理解を深める機会を奪うものだとして、早期撤廃を主張している。

それは台湾にとっても「既存の水槽に新たな魚を放つことで、元からいる魚がより強い生命力を持つことができる。そうすることで全世界の華人の競争力が強化される」と指摘。「中国本土には理系の人材が豊富。台湾はこうした人材をより多く受け入れ、相乗効果を狙った方がよい」と助言した。

中国本土では最近、「民国時代」(1911年〜1949年)の文化や思想を見直す動きが活発化しており、「これはちょうどよい追い風だ」と葉副教授。「中国本土の若者が台湾で本場の『民国』文化や思想に触れることは、彼らが今後の両岸(中台)関係を考える上でプラスになる。より創造的な解決方法が見つかるかもしれない」との見方を示した。(翻訳・編集/NN)

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