2012年6月19日、台湾のNOWnewsによると、台湾で中国本土からの「富豪」といわれる人だちの結婚相手探しが過熱している。花嫁候補たちにはウソ発見器がかけられ、整形も厳禁だという。

【その他の写真】

会場には多くの女性が集まっている。みな一様に自身の履歴書を書き、腕にはウソ発見器を装着し、医師が心臓の鼓動の変化を読み取っている。就職活動をしているわけではなく、身体測定をしているわけでもない。中国本土から台湾を訪れた富豪の花嫁探しの会場だ。

女性たちはいずれも20歳前後。容姿が端麗なことはもちろんのこと、ウソ発見器に何らかの反応があれば即座に退場となってしまう。数々のハードルをクリアしてようやく目当ての中国人富豪との距離を縮めることが可能となる。

空港で働いているというある女性は20歳。「この世はお金がすべてだわ」と話し、この中国人富豪の花嫁探し会場を訪れた。親もこうしたことへの抵抗はなく、それどころか会場まで一緒に来て応援してくれているという。

しかし、金持ちの側からの視点で多くのハードルが課せられ女性をまるで物のように見ているのではないか、中国本土の価値観を警戒すべきだなど、このような中国人富豪の花嫁探しの過熱ぶりに疑問の声も出ている。（翻訳・編集/岡田）