中国人留学生バラバラ殺人、被疑者に精神鑑定実施か=遺体の一部食べるなど異常行動―カナダ紙

Record China    2012年6月21日(木) 15時55分

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5月にカナダ・ケベック州で発生した中国人留学生バラバラ殺人事件について、拘束された容疑者に精神鑑定を行う方向であることが分かった。写真は被害者の林俊さん。

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2012年5月にカナダ・ケベック州で発生した中国人留学生バラバラ殺人事件について、拘束された容疑者に精神鑑定を行う方向であることが分かった。環球時報の20日付の報道。

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5月下旬、自称ポルノ俳優のルカ・ロッコ・マグノッタ容疑者が、交際相手だった中国人留学生・林俊(リン・ジュン)さんを殺害し、その遺体を解体した。犯行過程をビデオに収め、インターネット上の動画サイトに投稿したほか、遺体の一部を小包でカナダの与野党本部に郵送。今月4日、ドイツ・ベルリン市内のインターネットカフェで逮捕されている。

カナダ地方紙「ザ・サン」によると、マグノッタ容疑者は第1級殺人、死体損壊、カナダ首相に対する脅迫など5つの罪状に問われている。しかし、容疑者はこれまで、犯行を全面的に否定しており、犯行動機も謎のままだ。同じくカナダ地方紙「ザ・バンクーバー・サン」による、同容疑者は被害者を殺害して遺体をバラバラにしただけではなく、その一部を食べたとの情報もあり、その犯行時における責任能力の有無を問うために、近く精神鑑定が行われることになりそうだ。早ければ、弁護側から21日にも精神鑑定実施の要求が提出される見込み。

カナダ紙「ナショナル・ポスト」によると、カナダは死刑制度を廃止しているため、最高刑は終身刑となる。なお、現地の一部中国系住民は「被害者が中国系、加害者が白人の場合は減刑の傾向がある」と指摘しており、中国外交部もカナダ側に対し、19日付で「公正な審理を」と求めている。(翻訳・編集/愛玉)

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