Record China 2018年7月14日(土) 13時20分
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8日、中国のネット上にこのほど、日本を訪れた中国人が日本の文化や暮らしの豊かさについて感じたことをつづった文章が掲載された。
2018年7月8日、中国のネット上にこのほど、日本を訪れた中国人が日本の文化や暮らしの豊かさについて感じたことをつづった文章が掲載された。以下はその概要。
日本は緑豊かな街が多いと聞いていた。今回訪れた東京、大阪の2大都市ではそこまで感じられなかったが、京都や奈良、そして東京の三鷹では、街を飾るさまざまな緑を目にすることができた。
京都の街を散策すると、通りの両側にある日本風建築の庭園から緑色があふれ出ていた。こうした緑は、京都の春の中に、そして京都の人々の暮らしの中に生きているのだ。
奈良では、緑一面の中に寺や神社が点在していた。歩道や道路沿いの鹿たちは、観光客がカメラを向けても落ち着いた様子のものもいれば、観光客が手にする鹿せんべいに落ち着いていられないものもいた。このような緑の中で、生命は自然に畏敬の念を抱き、自然からの贈り物を受け取るのだ。
三鷹にあるジブリ美術館から外に出ると、宮崎駿氏が描いてきた人と自然の調和が、駅へと向かう道のあちこちに息づいていた。生い茂った林の緑が夕日の下できらめいていて、緑の宴の中に身を置いているようだった。近代化が進んだ日本のにぎやかな街には、自然を感じられる場所がたくさんある。これほど素晴らしいことがあるだろうか。
三鷹から新宿へ戻ると、そこにはにぎやかな夜の街があった。数時間前の自然との親近感が心の記憶へと変わった。「自然」と「都市」。日本にはその2つを行き来できる「どこでもドア」があるようだ。
雨の中を慌ただしく通り過ぎた築地本願寺は、とても仏教寺院のようには見えなかった。後で調べて知ったのだが、日本とインドと西洋が融合された建築であるという。あまり時間がなく探索できなかったので、それは次回へ残しておこう。
日本での7日間は、慌ただしく過ぎていった。日本という国が、限られた資源と国土の上で豊かな文化や暮らしを育んできたことに驚かされた。帰りの機内から明るく照らされた東京湾を見下ろした。多くの旅を通じて、自分の足元を豊かにする道を探し、微笑みながら、目にした風景やすれ違う人たちに「はじめまして、どうぞよろしくお願いします」と話しかけるのを楽しみにしている。(翻訳・編集/柳川)
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