​日本のヘリ空母「かが」が南シナ海へ、「米国のまねはしない」と宣言―英誌

Record China    2018年7月9日(月) 18時40分

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8日、観察者網は、日本の「準空母」が南シナ海に赴く予定であるとする、英軍事誌の報道を伝えた。資料写真。

2018年7月8日、観察者網は、日本の「準空母」が南シナ海に赴く予定であるとする、英軍事誌の報道を伝えた。

記事は英誌ジェーン・ディフェンス・ウィークリー電子版の6日付報道を引用。海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「かが」が8月より南シナ海・インド洋に向けて出港し、2カ月間でフィリピン、インドネシア、スリランカ、インドなどを歴訪して「自由で開かれたインド太平洋戦略」を推進する予定だと伝えた。

そして日本政府関係者が「『かが』は米軍のように中国が領有権を主張する南シナ海の島しょから12海里以内に公然と進入することはない」とする一方で、各地の港を訪問することで自衛隊の東南アジア地域における存在感をアピールする意図を持っていると指摘。自衛隊は今後、南シナ海・インド洋への艦船の長期間派遣を毎年定期的に実施していきたい考えであるとした。

記事はさらに、英ロイターの報道として「かが」が米軍や他国海軍と合同軍事演習を行う可能性があり、その内容が単なる意思疎通はなく、対潜作戦など高度に実戦化された内容を含むと伝えている。

また、「かが」の姉妹艦である「いずも」が昨年同じような形で南シナ海とインド洋を訪問し、アセアン加盟国の将校を引き連れて南シナ海の「九段線」に接近、中国海軍の監視を受けたと紹介。2016年には前世代のヘリ搭載護衛艦「いせ」もインドネシア海軍の国際観艦式と多国間合同軍事演習の参加ために南シナ海に赴いたとした。(翻訳・編集/川尻

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