幻の卓出土!墳墓からみつかった世界に4点しかない希少青銅器=3千年前の西周時代か―陝西省宝鶏市

Record China    2012年6月26日(火) 8時0分

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22日午前9時30分ごろ(現地時間)、中国・陝西省宝鶏市渭浜区の村で村民が家の建設作業中に青銅器を掘り出した。当局による発掘はまだ完了していないものの、今回の発掘で数百点の青銅器が出土すると考えられている。

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2012年6月22日午前9時30分ごろ(現地時間)、中国・陝西省宝鶏市渭浜区の村で村民が家の建設作業中に青銅器を掘り出した。華商報が伝えた。

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その後当局の発掘作業により、青銅器が見つかったのは墳墓と分かり、長さ4.3m、幅3.6mの発掘現場に20点余りの青銅器が土から露わになっていた。青銅器の中には調理器具やお酒を飲む際に使われる器や食器などがあり、特に学者たちを驚かせたのが、「禁」と呼ばれる古代の卓だった。この「禁」は、過去に4点しか出土しておらず、4点のうち1点は天津の博物館に所蔵されており、1点は米国にある。残りの2点は行方不明になっているという大変貴重なもの。

墳墓の主はまだ特定できていないが、「禁」には厳格な使用条件があり、なおかつ王室専用のため、王族の墓の可能性が高いという。墳墓は西周(紀元前1046〜紀元前771年)の物と思われているが、今回発見された墳墓は今までの物と棺の埋葬の方角が異なるため、専門家たちの頭を悩ませている。しかし墓の主の特定と共に謎は解明されることだろう。

発掘はまだ完了していないものの、今回の発掘で数百点の青銅器が出土すると考えられている。(翻訳・編集/内山

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