5000年前の遺跡から大量の人骨出土、古代の集落復元に期待―江蘇省

Record China    2012年6月30日(土) 10時48分

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29日、揚子晩報は記事「江蘇省の良渚文化遺跡から完全な人骨が出土」を掲載した。5000年前の集落がほぼそのままの形で復元できる可能性があるという。写真は11年12月、杭州で開催された良渚文化陶器展。

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2012年6月29日、揚子晩報は記事「江蘇省の良渚文化遺跡から完全な人骨が出土」を掲載した。

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紀元前3500年前から2200年前にかけて長江流域で栄えた良渚文明。2009年4月、江蘇省興化市で良渚文化に属する蒋庄遺跡が発見された。2011年、河川の拡張工事区域に遺跡が含まれることが決まったため、発掘調査が行われていた。

同遺跡からは500点以上の陶器や玉器が出土した。文字のような紋様が刻まれている。それだけではない。数百体もの完全な人骨が発見された。墳墓の中心には船棺があり、その棺に収められた主人の傍らに家臣や捕虜が陪葬された可能性もある。

南京博物院考古研究所の林留根(リン・リウゲン)所長は、良渚文化の地域、時代は古代の伝説における蚩尤部族とよく似ているとして、伝説の起源になった可能性もあると指摘した。今後、出土品、人骨の調査が進めば、良渚文化の集落がそのまま再現できるとの期待が高まっている。(翻訳・編集/KT)

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