2012年6月30日、中国・天津市薊県（けいけん）の複合商業施設である莱徳ビルで火災が発生し、現在までに10人の死亡と16人の負傷が確認されている。新京報が伝えた。

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莱徳ビルは同県で最大の複合商業施設で、30日は土曜日ということもあり、多くの人が買い物に訪れていた。目撃者によると、2階から出火したと思われ、3階以上にいた人たちの多くが閉じ込められた。中には飛び降りて脱出をする人が出るなど、火災現場は騒然としていたという。

火の勢いは凄まじく、数百m先にまで煙が広がっていたそうで、火災現場にいた人たちの中には、閉じ込められた人を案じて少しでも煙を排出できるよう、石でビルの窓を割る者もいた。火はすでに消し止められ、現在当局は火災の原因究明を進めている。（翻訳・編集/内山）