Record China 2018年7月19日(木) 10時50分
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韓国のアシアナ航空が機内食を準備できず、出発が大幅に遅延したり、機内食なしで運航したりの事態が続いたが、同社はさらに深刻な問題を抱えているという。写真はアシアナ航空機。
2018年7月18日、環球網によると、韓国のアシアナ航空が機内食を準備できず、出発が大幅に遅延したり、機内食なしで運航したりの事態が続いたが、同社はさらに深刻な問題を抱えているという。
韓国紙・亜州経済によると、今度は整備不足が原因で次々に遅延していることが発覚。朴三求(パク・サムグ)会長は経営難への対策として整備士を大幅に減らしたが、これが故障の頻発につながったのではないかとみられている。
アシアナ航空は経営合理化で海外常駐整備士を2015年の37人から現在は26人に削減し、さらに人件費の高い熟練整備士から経験の浅い整備士に切り替えているという。過去5年、故障による回航は68回起きており、2017年だけでも20件もの回航事案が発生している。
発生しているのは故障による回航ばかりではなく、5月にはトルコの空港で別の旅客機と衝突火災事故を起こしており、6月には金浦国際空港でも接触事故を起こしている。
記事は「このような状態が続けば、いずれ人命に関わる大事故も起きかねない」とし、韓国国土交通部の関係者は、航空機や運航の安全性に影響が生じないよう適切に対処できなければ、当局が介入することもあり得ると指摘したことを伝えた。(翻訳・編集/岡田)
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