Record China 2012年7月5日(木) 8時9分
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2日、中国の貯蓄率は52%で、世界最高水準に達したことが分かった。
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2012年7月2日、人民網日本語版によると、中国国家統計局のデータから、2011年のGDP(国内総生産)は47兆元(約564兆円)に達し、このうち最終消費総額が22兆5000億元(約270兆円)、資本形成総額(投資)が22兆9000億元(約274兆8000億円)、純輸出が1兆2000億元(約14兆4000億円)となったことが分かった。同データに基づき計算すると、中国の貯蓄率は52%で、世界最高水準に達した。過去の経済大国を振り返っても、これは先例のない高水準と言える。仮に貯蓄率を45%として計算した場合も、中国の1年間の貯蓄額は21兆5000億元(約258兆円)に達し、世界最高額に達している。
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貯蓄の方法はさまざまだ。中国は米国より高齢化が進んでおり、60歳以上の高齢者が全体に占める比率が13.7%に達しているが、積み立てられた年金はわずか約3兆元(約36兆円)、1人当たり2300元(約2万7600円)のみで、GDP全体に占める比率は7%未満だ。経済開発協力機構(OECD)の統計データによると、米国の年金がGDPに占める比率は2010年に73%に達した(1人当たり3万5000ドル=約280万円)。同比率は英国が87%、カナダが61%、チリが67%。
貯蓄・投資・消費の不均衡は、経済生産高の構造の乱れを反映している。国民経済の第一・二・三次産業のうち、金融を含む第三次産業の発展が遅れており、2011年のGDP全体に占める比率は43%にとどまった。先進国の約73%、中所得国の約53%との間に開きがあり、多くの発展途上国を下回った。同数値の2008年の世界平均値は69%に達した。
構造的な問題の背景には、社会、文化、および経済・政治体制がある。生産要素市場が、資源配分における基礎的な役割を発揮していないことが、その一つの主因とされる。中国は改革を推進し、労働力・土地・資本などの生産要素市場に長く存在する体制的な問題を解消し、資源配分の効率を高める必要がある。(編集/TF)
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