日本人独特の性格が関係?お年寄りに席を譲らない理由―中国メディア

Record China    2018年7月22日(日) 5時20分

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18日、騰訊網に、日本人が公共交通機関で高齢者に席を譲らない現象について説明する文章が掲載された。資料写真。

2018年7月18日、騰訊網に、日本人が公共交通機関で高齢者に席を譲らない現象について説明する文章が掲載された。以下はその概要。

中国にしても日本にしても、高齢者に席を譲るのは一種の美徳と考えられている。しかし、中国とは異なり、近年日本では若者の多くが目の前に立っているお年寄りに見て見ぬふりをするという。それはなぜなのだろうか。

「善意から席を譲ろうとしたのに、拒絶される」というのが、日本人が席を譲りたがらない大きな原因なのだ。ある調査では、約61%の日本人が他人に席を譲った際に拒否された経験を持つと答えている。

生活レベルが日々高まっている現代社会では、外見から年齢を判断することがますます難しくなっている。気配りをし、空気を読む日本人は、席を譲らなければ気が済まないが、席を譲ろうとすれば相手に不快感を与え、拒絶されるのではないかと思い悩む。それならいっそのこと譲らなければいいと考えるのだ。

では、譲られて断る人がいるのはなぜか。こちらにも言い分はあるのだ。以前日本のSNS上で「自分の祖父は電車に乗った時に席を譲られても座らない。譲られるほど弱っていないと思っているのではなく、いったん座ってしまうと再び立つのがとても難しいからだ」という書き込みがあり、多くの共感と納得を得た。一方で「立つのが大変なので、と説明したうえで、その好意に謝意を示せばいいのでは」という意見も出たようである。

日本は古くより「空気を読む」文化があり、多くを語らなくても相手は分かってくれると多くの人が思っている。社会学の専門家によると、円滑な交流には自らの行動の理由を相手に伝えることが非常に大切だと指摘する。それゆえ、席を譲る側も断る側も、然るべき説明をすることで要らぬ誤解を避けるよう提言しているのだ。(翻訳・編集/川尻

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