2018年7月23日、北京青年報によると、中国では芸能人や有名人の旅客機への搭乗情報が漏えいして問題となっている。情報はインターネットで売り買いされ、1件15元（約246円）と安い場合もあるという。観察網が伝えた。

中国の短文投稿サイト「微博（ウェイボー）」で「スターの便名」、「（空港での）出待ち」などのキーワードで検索すると、芸能人の搭乗情報が盛んに売り買いされていることが分かるという。

中国の人気女優・劉涛（リウ・タオ）、楊冪（ヤン・ミー）は昨年、国内移動の搭乗情報など「個人情報がネットに流出している」と訴えた。楊は「いったいいくらで取引しているのか知りたい」と批判したという。

記事によると、ネット上にはスターの搭乗情報、高速鉄道への乗車情報などを「売ります」と掲げるダフ屋が存在。安い場合は15元、高いと100元（約1640円）前後で個人情報が売り買いされているという。所属事務所が人気をあおるため、わざと情報を流出させる場合もあるとみられる。

一方、中国ではスターの個人情報を売買した場合、最高で7年の懲役刑を科される可能性があるそうだ。（翻訳・編集/大宮）