許可前に文化遺産を修繕した業者、処罰の対象に―北京市

Record China    2012年7月10日(火) 9時11分

拡大

8日、中国・北京市の文化遺産局と専門家4人は、同市の許可なく修繕された文化遺産の調査を行った。許可なしに施工したのは明らかな違法行為であるとし、施工業者には処罰が科せられるとのこと。

(1 / 8 枚)

2012年7月8日、中国・北京市の文化遺産局と専門家4人は、同市の許可なく修繕された文化遺産の調査を行った。京華時報が伝えた。

その他の写真

許可なく修繕された文化遺産は、中国近代史の著名学者である章士ショウ(ジャン・シージャオ、ショウ=金にりっとう)と、その娘で著名な外交官かつ毛沢東の英語の教師でもあったその娘の章含之(ジャン・ハンジー)と、さらにその娘で、中国互動媒体集団(China Interactive Media Group)のCEOを務める洪晃(ホン・ホアン)の3代が住んだ歴史ある四合院。同四合院は昨年に北京市の文化遺産保護対象に指定され、修繕が予定されていた。

しかし修繕はまだ申請段階で、施工はもちろん許可もまだ下りていなかった。違法行為を発見した洪晃女士は6月末自身のマイクロブログで発言し、注目を集めた。事実関係を確認した当局は6日に施工業者に施工の停止通知を出したが、7日になっても工事は続けられた。しかし8日には一転工事が停止され、建物内は静まりかえり扉は堅く閉ざされていた。建物に出入りする人が度々現れたが、すぐに建物の扉は閉められ、詳細を語ろうとはしなかったという。

扉の隙間から確認できる限りでは梁や瓦が取り外され、建物内には修繕用と思われる建材が置かれていた。当局と専門家の調査で、一部の施工が国の定める基準を超えているとわかり、さらに許可なしに施工したのは明らかな違法行為であるため、施工業者には処罰されるとのこと。(翻訳・編集/内山

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携