中国の浙江省杭州市でこのほど、酒に酔った店長の男が、女性店員にセクハラをする事件が発生した。7月23日付で澎湃新聞網が伝えた。

事件が起きたのは7月13日の夜。生鮮食品店の女性店員（19）は仕事中に突然後ろから胸をわしづかみにされた。驚いて振り向くと酒に酔った店長（32）であると判明し、「飲み過ぎですよ。やめてください」と苦笑いを浮かべその場を離れた。ところが、店長は後をついて行き、女性店員の隙を狙って尻を触るなどのセクハラを繰り返した。逃げる女性店員に対し店長は「逃げるならクビにするぞ」と脅したという。

店長は女性店員の通報で駆け付けた警察に連行され、取り調べではセクハラと脅迫については否認。既婚者で子どももいる店長は「肩に手を置いただけだ。今はオープンな社会だろ？肩を触ったが何か？保守的過ぎだ。確かに酒は飲んだが、ひどいことはしていない。監視カメラを見れば分かる」と強気の姿勢を示したが、警察が監視カメラの映像を見せると一転して黙り込み、セクハラを認めたという。その後店長には拘留処分が科せられた。（翻訳・編集/内山）