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2007年3月3日と5日、「全国人民代表大会」と「中国人民政治協商会議」(「両会」)がそれぞれ開幕した。そのため、北京では50万人もの警官が動員され、北京人民大会堂と天安門広場を中心に厳戒態勢がしかれている。
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2007年3月3日と5日、北京市の人民大会堂で、毎年恒例の「全国人民代表大会」と「中国人民政治協商会議」(通称「両会」)がそれぞれ開会した。国の重要な政策が議題となる「両会」を取材するため、現在北京市には海外から2000人もの報道関係者が集まっているという。
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北京市では、例年同様2万人の武装警官を含む50万人もの警官を動員して厳戒な警備態勢を整えている。「両会」には、政策や生活に関するさまざまな問題を直訴しようと、中国各地から多くの陳情者が訪れる。そのため北京市では、人民大会堂と天安門広場の混乱を防ぐため、三重のチェック態勢で陳情者たちの取り締まりを行っているという。
まず、第一のチェックポイントは、付近の道路、地下鉄出口、バス停などの交通機関の出入り口。ここでは、武装警官と私服警官が地方から来た陳情者を中心に身元や荷物の確認を行う。第二のチェックポイントは、天安門の城楼の下と天安門広場への各出入り口。警官たちは爆発物などの危険物が持ち込まれないよう、探知機を使った検査を行っている。第三のチェックポイントは広場内で、多くの私服警官や軍服を着た軍警察が警戒にあたっている。もし、広場内において大勢で写真を撮るような者がいれば大変だ。あっという間に警官に取り囲まれて、注意されることになるだろう。観光客とはいえども、この時期の北京市内の観光には注意したい。
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