Record China 2018年7月26日(木) 20時10分
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24日、自メディア「日本小智」は、「なぜだ!?日本では狂犬病ワクチンがほぼ必要ないらしい」との投稿を中国版ツイッター・微博に寄せた。資料写真。
2018年7月24日、中国製薬企業による狂犬病ワクチンの不正問題が社会に衝撃を与える中、自メディア(新興メディア)「日本小智」は中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に「なぜだ!?日本では狂犬病ワクチンがほぼ必要ないらしい」との投稿を寄せた。
文章はまず、日本で1950年に「狂犬病予防法」が施行されたことを紹介。「過去約60年間で狂犬病による日本国内の死亡例は3件。注目したいのは3件とも犬にかまれたのは海外旅行時という点だ」と続け、「日本から狂犬病がほぼ消失したのは主に『狂犬病予防法』と法律が厳格に施行されているおかげ」「日本ではペットを好きなように飼えない。犬を飼うには登録が必要で、狂犬病予防注射を毎年受けさせなければならない。災害時は飼い主とペットの『同行避難』原則が呼び掛けられているが、こうすることで野良犬、野良猫となるのを極力防ぐことができる」などと伝えた。
また、24日は他のネットユーザーも日本の狂犬病に関する説明を微博に掲載しており、ここでは「日本では主に、人ではなく動物がワクチン接種を受ける」という事情を紹介。その上で、狂犬病の発生ゼロに「狂犬病予防法」が重要な役割を果たしていること、日本は非常に清潔な国で野良犬の姿を見掛けることが少ないことなどを指摘し、「世界的に見ても狂犬病ゼロの国はとても少ない。中国では毎年、インドに次ぐ多さの人が狂犬病で亡くなっている」などと解説している。
こうした投稿に中国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられており、「約60年前からゼロ?」「お隣の国とはワクチン一つとっても半世紀ほどの差がある」「われわれの法律は何の役に立つ?大切なのはどう施行するかだ」といった声や、「中国では無理。人に接種する狂犬病ワクチンで不正するくらいだから」「日本は人口が少ないから良い制度も浸透しやすい」「人口の少なさは関係ない。中国は人口が多いが、管理する人間も多いぞ」などの声が上がっている。(翻訳・編集/野谷)
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