Record China 2018年7月27日(金) 16時50分
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新浪体育は27日、WBO世界フライ級王者の木村翔が中国で人気を獲得していることについて、「日本の記者にはその理由が分かっていない」と伝えた。
27日夜に中国・青島で行われる試合でフィリピンのサルダールと2度目の防衛戦に挑む木村は、中国人ではないにもかかわらず、中国の熊朝忠(シオン・ジャオジョン)に続く2番目の「主役」と位置付けられている。
木村は17年7月28日、上海で同級王者だった中国の鄒市明(ゾウ・シーミン)に挑み、TKO勝ちで王座を奪取。同年12月には初防衛に成功した。
記事は「木村は中国人からチャンピオンの座を奪ったにもかかわらず、中国での人気が非常に高い。人々はこの雑草ボクサーに強い好感を抱いている」と紹介。その理由について、「純朴で飾らず、志を持って励む姿が印象的。それは、中国の熊朝忠と共通するところがある。木村は『雑草』と刺しゅうされたシューズを履いている。中国のボクシングファンはこうした底辺からの逆襲というストーリーを好む」と説明している。
試合を取り仕切る拳威四海の盧小龍(ルー・シアオロン)CEOは、「ずっと木村に中国で防衛戦をしてもらいたかった。中国のボクシングファンの木村への愛着は国境を超えるものだから」と語ったという。記事は、「木村に対する中国の人々の関心が高い理由には、木村に敗れた鄒市明の影響力が絶大だったこともある」と指摘。鄒は2008年の北京五輪、2012年のロンドン五輪でライトフライ級を連覇し、中国でのボクシング普及に大きく貢献した人物だからだ。
青島入りした木村は、ボクシングファンのサイン攻め、現地記者からの質問攻めにあったという。記事は、「木村のジムや取材に訪れた日本の記者たちは、なぜ木村が中国でこれほど人気があるのかと意外に感じていて、よく分からないようだった」とし、「彼らは鄒市明がいなければ今の木村がないということが最後まで分からないようだった」と結んでいる。(翻訳・編集/北田)
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