Record China 2012年7月13日(金) 15時7分
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13日、ロンドン五輪で米国選手団が着用する公式ユニホームが、中国で縫製されていることが分かり、物議を醸している。写真はフェイスブック上に開設されたラルフ・ローレンの公式ページ。
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2012年7月13日、ロンドン五輪で米国選手団が着用する公式ユニホームが、中国で縫製されていることが分かり、物議を醸している。中国新聞社の報道。
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今月10日に発表された公式ウエアは、米国を代表する服飾デザイナー、ラルフ・ローレン氏によるもの。従来に倣って国旗カラーの3色を基調に、米海軍のテイストを取り入れたデザインは、まさに“アメリカ的”として歓迎を受けた。しかし、あるメディアがこれらのユニホームに付されたタグに注目した。そこには「メード・イン・チャイナ」と記されていたからである。
米国内の各メディアはすぐさまこれに反応。国会議員らにも波紋が広がっている。米上院民主党トップのハリー・リード議員は12日、記者会見上で怒りをあらわ にし、「米五輪委は自らを恥じるべき。すべてのユニホームを回収して焼却処分し、作り直すべきだ。国内でも十分に縫製を賄えるだろう」と述べた。
キルステン・ギリブランド上院議員とスティーブ・イスラエル下院議員は連名で米五輪委に書簡を提出。「今後、すべての公式ユニホームを国内生産に切り替えるべし。これによって米国内に10億ドルの経済効果がもたらされる」と主張した。ギリブランド上院議員はさらに、「米国で最も優秀なアスリートたちが国を代表して世界の舞台に立つとき、全身を国産のユニホームで固めるべきだろう」と発言している。
これについて、米五輪委のスポークスマンは「世界の他の国と異なり、米国の選手団は民間のスポンサードで成り立っている。我々はラルフ・ローレンとの提携関係についても光栄に感じている、なぜなら米国を象徴する企業だからだ」と対応している。また、フェイスブック上に開設されたラルフ・ローレンの公式ページには多くのクレームの声が寄せられている。
もちろん、一部にはこうした反応を冷静に見る向きもある。ユニホームの生産地にこだわる考え方は「自由市場」と「国境なきスポーツ精神」に背くというものである。(翻訳・編集/愛玉)
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