中国の湖北省武漢市の地下鉄4号線で7月28日、駆け込み乗車でドアに挟まった年配男性を助けた駅員が、この男性に殴られた。30日付で武漢晩報が伝えた。

当日、列車のドアとホームドアが閉まりかけた際に60代の男性が駆け込んできた。案の定、ホームドアに挟まれ身動きが取れなくなる。年配男性はなおも列車のドアを開けようとしていたが、あまりに危険な行為に駅員は年配男性を助けるべくホームドアから引っ張り出した。

ところが、列車に乗りたかった年配男性は「ちょっと遅れただけだろうが！。なぜ乗車を妨害する！」と激怒し、駅員をののしり殴りかかった。その後年配男性はその場を後にしたという。

年配男性の逆ギレにネットでは、「助けてもらったのに恩をあだで返すなんて」といった声が目立った。さらに、現在では余り見られなくなった、日本のラッシュ時に駅員が乗客を押し込む光景を引き合いに出し、「日本と勘違いしているのか？」とやゆする声も多く寄せられた。（翻訳・編集/内山）