実の母に会いたい!肉親を探しに米国から来た9歳の女の子―安徽省

Record China    2012年7月20日(金) 17時33分

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15日、中国・安徽省に米国から9歳の女の子が家族を探しに訪れた。彼女は生後間もなく捨てられ、その後米国人夫婦に引き取られた。自分が捨てられていた場所に立った彼女は、育ての母と共に涙し、周りの人たちの目頭を熱くさせた。

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2012年7月15日、中国・安徽省に米国から9歳の女の子が家族を探しに訪れた。19日付で中国教育オンラインが伝えた。

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家族を探しにやって来たのは、同省合肥市の孤児院で米国人夫婦に引き取られた9歳の女の子マディソンちゃん(Madison)と、彼女と同じく深セン市の孤児院から引き取られた妹と、10数歳離れた育ての親の実子の姉、そして育ての母親4人だった。

マディソンちゃんは2003年の6月ごろに生まれたと思われ、その年の10月に同省淮南市三和村役場の古井戸のそばに捨てられていた。マディソンちゃんは村役場職員によってすぐに病院に連れて行かれ、診断の結果先天性の心臓病を患っていることが分かった。その後マディソンちゃんは同省合肥市の孤児院で暮らすこととなり、2005年の9月に米国夫婦に引き取られた。

マディソンちゃんは米国夫婦に引き取られた後、英語でコミュニケーションが取れるようになると、実の母に会いたいと育ての母に訴えていたという。幸いにも彼女の心臓病は生活に支障をきたしていないそうだ。

マディソンちゃん一行は合肥市から出発して淮南市に到着すると母を探していると書かれた紙を掲げ、情報を募った。その後現地政府の協力もあり、当時マディソンちゃんを孤児院に送り届けた村役場職員を探し当て、彼は必ずマディソンちゃんの実の親を探し出すと約束してくれた。

実の親を探す目途が立ち、一息ついたマディソンちゃん一行は彼女が捨てられた古井戸まで足を延ばした。通訳が彼女たちにここで彼女が捨てられていたと告げると、9歳のマディソンちゃんは1人その場に立ちつくし、後からやってきた育ての母に抱かれ、2人は涙した。この光景を見ていた多くの人たちの目頭が熱くなったという。(翻訳・編集/内山

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