Record China 2018年8月8日(水) 18時20分
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6日、中財網は、「これこそ日本旅行の正しい姿勢だ」とするコラム記事を掲載した。以下はその概要。
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2018年8月6日、中財網は、「これこそ日本旅行の正しい姿勢だ」とするコラム記事を掲載した。以下はその概要。
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現在、われわれは日本を旅行したり日本を観察したりする上で、中国としての意識をとても強く持っている。例えば、「日本は清潔で秩序正しく中国社会のお手本になる」「伝統と現代が共存する日本から恐ろしい歴史を繰り返してはならないという教訓を得る」「日本の高齢化や無気力の問題は中国のポスト工業社会に対する警鐘だ」などである。
いわば日本はわれわれが自己を認識する上で欠くべからざる座標になっている。そのため、日本を旅したり観察したりする際に、意識的あるいは無意識的な目的性から抜け出すことができないのだ。
この状況に対し、日本滞在経験のある青年学者・徐瑾(シュー・ジン)氏は自著の中で「怠惰」と形容する日本観察の方法を提唱している。「偶然性を楽しみ、静かに様子を眺め、わざわざスケジュールを立てたりガイドブックを読んだりせず、何かに夢中になってもいいし、不意に何かに迷ったりしても気にしない」というものだ。
自分がすでに持っている認知から出発し、相対的に寛容な状態から新たな見識を獲得するというのは、他者をより適切に眺め、理解する方法である。このスタイルに圧迫感を覚える人は少ないだろう。
もちろん、みんなが必ずしも徐氏の基準を踏襲する必要はない。ただ、中国の問題意識を強く持ったり、自身やその他の文明の探索やアピールを急ぎ、「豊かな知識、広い視野、独創的な見解」をひけらかしたりするのでなければ、平常心を持ち、日常のリズムと視点を持ち、没入する形で体験・観察して別の文明の奥深い部分を体感するというのは、より理想的な方法ではないだろうか。
言い換えれば、われわれが自らの焦りや問題を処理するより良い方法を見つけてこそ、初めて日本やその他の文明の正しい姿にたどりつくことができるのだ。(翻訳・編集/川尻)
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