増加する一方の中国人観光客、代表的な都市以外に行きたがらない―豪紙

Record China    2012年7月25日(水) 8時52分

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23日、豪州各地の観光地が中国人観光客の呼び込みに尽力しているが、中国人客は州都のような大都市にしか行きたがらない傾向が極めて強いという。写真はグレートバリアリーフのグリーンアイランド。

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2012年7月21日、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドによると、オーストラリアでは観光地各地が中国人観光客の呼び込みに尽力しており、人気のグレートバリアリーフの潜水艇クルーズは増加する中国人客の対応に追われている。23日付で中国・環球時報が伝えた。

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急増する中国人観光客が豪州経済にもたらす経済的価値は年40億豪ドル(約3225億円)に上り、中国人客に人気の都市では多くのホテルで朝食にお粥を提供したり、客室のテレビで中国のチャンネルを視聴できるようにするなど、中国市場に対応するためのさまざまな変化が生まれている。世界最大手の会計事務所デロイト・トウシュ・トーマツの統計によると、2000年以降、豪州を訪れる中国人客は376%増加し、消費額は770%増加。現在では年間60万人が観光に訪れているという。前出のグレートバリアリーフでは、5年前にはほとんどゼロに近かった中国人観光客が、現在は全体の15%を占めるまでになっている。

中国人観光客の急激な増加で英中バイリンガルのダイビングインストラクターが不足しているなどの問題も現れているが、それ以上に大きな問題は、「中国人観光客はシドニーやメルボルンのような州都や大都市以外の都市を訪れたがらない傾向が強い」ことだと記事は指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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