今から2年前、フランス人のGuillaume De Roquefeuil氏は、中国から母国フランスに帰国した後、非常に「暮らしづらい」ことを実感したという。なぜなら8年間におよぶ中国生活においてアリペイ(支付宝)や微信(WeChat)などを使うことに慣れきってしまっていたからだ。母国に戻ると、微信で仕事をしたり、中国の友人たちとのやり取りがスムーズにできなくなってしまった。特に、微信やアリペイを使ったモバイル決済やショッピング、タクシーの利用といった消費ツールが使えないことで、欧州と中国とのギャップを痛感したという。科技日報が伝えた。
この試みはフランス政府からの支持を得て、Euro Pass本社をパリのスタートアップ支援団体「Paris&Co」の観光革新型産業インキュベーター内に設置することを特別に許可された。昨年3月から6月にかけて、Euro Passは、世界最大の科学技術起業アクセラレーター「Plug and Play」に入選した。
Euro Passは、中国個人旅行市場の動向やニーズに積極的に寄り添い、欧州の著名旅行関連企業および政府関連機関約100社に「ワンストップ式デジタル化マーケィングプラン」を提供、今年7月にはデジタル化立体生態システムの構築にも着手した。
Euro PassのCEOを務めるRoquefeuil氏は、「欧州の個人旅行市場を開拓するという果敢なチャレンジによって、中国人観光客の需要にジャストフィットした便利でスピーディーなツールを提供することは、人々をワクワクさせることだ。われわれは今後もこのデジタル生態システムを絶え間なく改善し、中国・欧州の旅行関連電子商取引プラットフォームを大々的に開拓することで、中国人観光客が快適に欧州旅行を楽しみ、携帯端末を通じて全ルート・多次元の旅行体験を得られるようサポートしていく」と語った。(提供/人民網日本語版・編集/KM)
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