<中華ボイス>北京は不平等な都市である、格差なき社会を!―学者

Record China    2012年7月26日(木) 9時7分

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中国は全国各地で都市化が進んでいるが、それと共にさまざまな問題が浮き彫りになっている。閉鎖的な政治や、悪化の一途をたどる環境汚染。経済発展の甘い蜜は少数の人間が独占し、貧富の差は拡大している。写真は北京市。

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中国は全国各地で都市化が進んでいるが、それと共にさまざまな問題が浮き彫りになっている。閉鎖的な政治や、悪化の一途をたどる環境汚染。経済発展の甘い蜜は少数の人間が独占し、貧富の差は拡大している。また、国連の統計によると、2010年の中国の都市居住区のうち、スラム街の人口比率は28.2%に達しており、インドよりも0.1ポイント高くなっている。

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2012年7月22日、中国の学者である葉匡政(イエ・クアンジョン)氏は、中国・北京市について「北京は都市化が中途半端な都市の典型だといえる。北京では政治に参加できるのは一部の人たちで、自由や公平さなどはない。また、発展した経済の恩恵は同じ都市に住んでいても、身分の違いで格差ができ、文化・教育は戸籍の有無で大きく差が現れている。多くの人たちにとって北京は不平等な都市である」と自身のマイクロブログに意見を掲載した。

さらに葉氏は、「また北京市の社会保障は薄く、都市管理や環境汚染などの問題も軽視できない。さらに公共施設は不足し、特に排水インフラは脆弱で、7月21日の暴雨で北京市の多くの地域が冠水した。この暴雨により37人が死亡している。中途半端な都市化の副産物といえるこれらの問題は、北京が最も如実に物語っている」と続けた。(翻訳・編集/内山

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