2018年8月6日、中国の江蘇省宿遷市で同日、道路に落ちたお金をめぐって男性が男の子を泣かす事件が発生した。澎湃新聞網が伝えた。

同日午前、歩いている途中でポケットに入っていた5角（約8円）を落としてしまった男の子は、すぐに来た道を戻り探し始めた。そこに現れたのがバイクに乗った男性で、男性は男の子より先に道路に落ちた5角を拾い上げた。

男の子は男性に近づき自分が落としたお金だと話しかけたが、男性は「なぜ君のお金だと言い切れる」と返答。男の子は「ここを通ったばかりでお金を落とした」と説明するが、男性は一歩も譲らず、どうしてよいのか分からず男の子は泣き出してしまう。それでも男性は強硬な姿勢を崩さず、家族に連絡しようとした男の子のスマホを取り上げ投げ捨てたり、男の子に向かって「これ以上しつこいとぶん殴るぞ」と脅したり、罵詈（ばり）雑言を男の子に浴びせた。

見かねた通行人が通報し、サイレンを耳にした途端男性はバイクに乗りその場から去るも、すぐに警官に取り押さえられ署に連行。警官から注意されても男性は「あの子のお金だと証明できるのか」と語り、反省の色はなかったという。確かに男の子のお金だと断言できる証拠はないだろうが、ネットでは「たかが8円でそこまでするか？」と大人げない男性に対する苦言や、「これはもはや強盗だろ」と批判する声が数多く寄せられている。（翻訳・編集/内山）