チラシでデモ参加を呼び掛け、当局は不参加承諾書で抑制=王子製紙排水処理計画―江蘇省南通市

Record China    2012年7月26日(木) 11時5分

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26日、日本の製紙大手・王子製紙が、現在中国・江蘇省南通市開発区で進めている排水処理計画に対し、このほど同市では計画に反対するため、デモ行進の参加を呼び掛けるチラシが配布されていた。写真は配布されたチラシ。

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2012年7月26日、日本の製紙大手・王子製紙が、現在中国・江蘇省南通市開発区で進めている排水処理計画に対し、このほど同市では計画に反対するため、デモ行進の参加を呼び掛けるチラシが配布されていた。

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同社の計画は、汚水を中国の環境基準に従い浄化し、南通市が建設するパイプラインで黄海に排水するというもの。これに対しチラシでは、「王子製紙は直径1.6mのパイプ2本を利用し、南通市開発区のすべての工場から出る有毒な排水を海に流そうとしている。元々同市は海洋環境が悪く、これ以上の汚染は許すべきではない。今こそ立ち上り、一致団結して我々の町を守ろうではないか」と書かれており、さらにチラシには28、29、30日にデモ行進を行うと書かれていた。このほか、環境保護や排水処理計画の反対をうたったポスターもネットで出回っている。

現地当局は騒動の拡大を懸念し、各家庭や学生に対しデモに参加しないよう求める承諾書を送り、デモ拡大の抑制を図っている。さらに同市の幼稚園でも、園児の保護者に対しデモに参加しないと呼び掛けた内容のメールを送り、参加しないと約束する返信メールを求めていた。(翻訳・編集/内山

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