Record China 2012年7月27日(金) 10時26分
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25日、中国のシャドーバンキングがインターネットを通じて活発化している。
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2012年7月25日、環球時報によると、米ブルームバーグニュースは24日、「中国のシャドーバンキングがインターネットを通じて活発化している」とし、個人間での融資を仲介するサイトが急増していると伝えた。
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親戚や知り合いの間で個人的に融資する方法が徐々にネットワーク化し、個人と個人をネット上のサイトで結ぶピアツーピアの融資を仲介する業務が中国で活発化している。2007年頃からシャドーバンキングが現れ始め、現在2000サイト以上が存在。2007年の1年間と2011年上半期を比べるとその規模は300倍の60億元(約720億円)にまで膨れ上がっている。
こうしたシャドーバンキングの最低投資額は50元(約600円)で、利息は最高で23%。2010年に中国政府が銀行の貸し付けに対して締め付けを行ってから、サイトを通じたシャドーバンキングが急速に増加したとされる。
シャドーバンキングで、ある男性は2カ月で14.2%というそれまでの人生で最高の収益を上げた。男性はまったく見知らぬ人にネットを通じてお金を貸しているという。また、ある女性は5月に夫の交通事故で急に多額の治療費が必要になったが、シャドーバンキングでお金を借りることができ助かったと話している。
中国政府はこうした個人間の融資が急増する状況を規制しようとしているが、中国農業大学の専門家は「正規の形式ではないとはいえ中国の金融システムの不可欠な要素になっている」とし、シャドーバンキングは銀行では対応できないところをカバーしていると指摘。政府が干渉しようとしまいと、シャドーバンキングは存続し続けるとの見解を明らかにしている。(翻訳・編集/岡田)
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