操縦席の窓ガラスが割れ緊急着陸を成功、中国の英雄機長が映画化へ―中国メディア

人民網日本語版    2018年8月13日(月) 1時10分

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中国国家電影は8日、7月下旬に脚本の届出があり、プロジェクトが立ち上げられた映画を発表した。そのうち、博納影業が製作を届け出た「中国機長」は、四川航空の英雄・劉伝健機長の物語をベースにしている。

中国国家電影(映画)は8日、7月下旬に脚本の届出があり、プロジェクトが立ち上げられた映画を発表した。そのうち、博納影業が製作を届け出た「中国機長」は、四川航空の英雄・劉伝健(リウ・チュアンジエン)機長の物語をベースにしている。四川在線が伝えた。

同局が公開している目録によると、北京博納影業集団有限公司が届け出た「中国機長」は、許志湧(シュー・ジーヨン)が脚本を手がけ、現在は「原則的に製作を許可する」という状態となっている。同作品は、四川航空の英雄・劉伝健機長の物語をベースにしている。ストーリーのあらましを北京博納影業に確認すると、「張常健(ジャン・チャンジエン)機長が早朝に重慶からラサに向かう飛行機の操縦席に座る。これまですでに200回以上飛行経験のあったコースであったが、気を緩めることなく業務に就いていた。そんな中、離陸から40分後、機長と副操縦士が言葉を交わしていると、副操縦席側から突然大きな音があがり、見てみるとガラスにヒビが入っていた」というものだという。

四川航空の英雄・劉伝健機長が5月14日に緊急着陸を成功させ、乗客全員の命を守ったエピソードはいまだ多くの人の記憶に新しい。その日、四川航空3U8633便は、重慶江北空港を離陸し、成都の上空9800メートルを飛行中に、機長らは操縦席の右側の窓ガラスに亀裂が生じていることを発見し、ただちに高度を下げて引き返すことを空港に連絡。そしてクルーは直ちにマニュアルに基づき、高度を下げながら、減速し、酸素マスクを装着し、豊富な飛行技術と落ち着いた心理状態を保ち続け、成都双流国際空港に無事緊急着陸を成功させ、乗客は全員無事だった。自動操縦などの機器が機能しなくなってしまい、34分間にわたって必死に手動で操縦し、乗客の命を守ったこの飛行は、中国民間航空史上における「奇跡」と称されている。

四川省と中国民用航空局は6月8日、同省成都市で表彰式を行い、劉機長に「中国民間航空の英雄機長」という栄誉称号を授与したほか、同便のクルーに「中国民間航空英雄クルー」の栄誉称号を授与した。

迅速な対応と適切な処置によって、乗客119人全員の命が守られたため、クルーには無数の称賛の声が寄せられたほか、劉機長はネットユーザーから、2009年に米国で奇跡的に不時着水を成功させ、「ハドソン川の奇跡」を生んだチェスリー・サレンバーガー機長の「中国版」と称されている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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