2018年8月11日、中国メディアの環球網によると、仏AFP通信は10日、「中国の新たなネットアイドル、化粧した姿をSNSにアップする男性たち」とする記事を掲載した。以下はその概要。

ある男性は大学に入った最初の年、初めてコンシーラーを使ってメイクしてみたところ、自分の容姿に自信が持てるようになった。それからは化粧に夢中になった。24歳の現在は、メークアップした自分の画像をSNSにアップしたり、新商品の実演紹介を生中継したりするなどネットアイドルとして生活している。

こうした活動をするネットアイドルの出現により、芸能産業とネットワークビジネスの境は曖昧になりつつある。これまでこのような活動をするのは女性だけだった。だが、阿里巴巴（アリババ）や京東（ジンドン）といったオンラインサービスの普及や男性向け化粧品市場の成長を背景に状況は一変しつつある。

ユーロモニター・インターナショナルの調べによると、中国における男性向け美容・化粧品市場は今後5年で15．2％の成長が見込まれており、世界全体で予想される成長ペースを大きく上回る。

中国では男性が化粧をすることに拒否反応を示す人もまだまだ少なくない。だが若い世代を中心に自分の容姿に関心を持つ男性が増え、化粧品の需要も高まっている。（翻訳・編集/岡田）