Record China 2018年8月14日(火) 5時50分
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12日、中国評論新聞網によると、北京で開かれた日中平和友好条約締結40周年学術シンポジウムに出席した中国の戴秉国元国務委員が「時代の潮流に合わせた新たな日中関係を構築しよう」と語った。写真はシンポジウム会場。
2018年8月12日、中国評論新聞網によると、北京で開かれた日中平和友好条約締結40周年学術シンポジウムに出席した中国の戴秉国(ダイ・ビングオ)元国務委員が「時代の潮流に合わせた新たな日中関係を構築しよう」と語った。
戴氏はシンポジウムの開会あいさつのなかで、同条約の重要性について「平和共存、代々友好という方向性を定めたこと」「平和的解決が紛争処理の唯一の手段であること」「日中双方とも地域の覇権を求める意図がないと確認していること」の3点を挙げた。
そして、同条約締結40周年に際して日中関係を深めるために大切なことは、双方が条約に基づき国際法を守り、平和友好を発揚していくこと、世界情勢の変化を把握して両国関係の正しい関係を堅持すること、経済をはじめとする双方の協力を通じて共に発展のチャンスを生かし、分かち合っていくことだと論じた。
戴氏は「不惑の年を迎えた日中関係は風雨による曲折を経て、少しずつ成熟に向かいつつある。日中両国はまた、経験と教訓を真摯に踏まえ、より成熟した心と理性ある態度にて両国関係を見つめるべきだ」としている。
さらに「平和発展が依然として時代のテーマである。世界の多極化と経済のグローバル化の流れをひっくり返すことはできない。人類社会の共同体意識が明らかに強まっている」という世界の流れのなかで、日中両国がすべきことは時代の流れに乗り、同条約の精神に合致する新たな日中関係を構築することだと指摘。そして「決して簡単なことではないが、私は日中両国なら必ずできると信じている」と語った。(翻訳・編集/川尻)
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