2018年8月12日、中国の北京市行の長距離バスの車内で、おばちゃんがスマホで音楽を楽しんだ際、イヤホンを使用せずスピーカーにして聞いていたために他の乗客とトラブルになった。環球時報が伝えた。

長距離バスでおばちゃんの隣に座った女性によると、おばちゃんは3時間に渡り音楽を聞き続けていた。たまらず音量を下げてほしいと訴えると、おばちゃんは「もう下げた」と返し、「イヤホンはないのか」と聞くと、「持っていない。イヤホンは耳に悪い」と返答した。

注意されたのが気に食わなかったのか、おばちゃんの“口撃”はエスカレートし、「私は堂々と音楽を聞いているだけ、自分勝手でもないし法も犯していない」と反論した上で、「公共の場所では音楽を流す場所はいくらでもあるし、長距離バスだって車内でテレビを放送している。利用者が嫌がるならこんなことはしない」と例を挙げて自身の行動は問題ないと主張した。

見かねた隣の男性がイヤホンを差し出すとおばちゃんは「いらない！あなたには関係ないでしょ！」と一歩も譲らず。続けざまに「記者に囲まれても怖くはないわ。私は中国の公民で自分の好きな音楽を聞く権利がある。会話をしている人がいたらやめるように言うのか？この音量は話し声よりも小さい」とまくしたて、女性が動画を撮影していることにも気にするそぶりはなく黙り込んだ女性に向かって歌いだす姿も映っている。中国のネットではおばちゃんへの批判が圧倒的に多く寄せられている。（翻訳・編集/内山）