拡大
2007年3月6日夜、上海国際埠頭に到着した、バハマ国籍の豪華客船「地球を巡る渡航者号」。2010年の世界博覧会に向けて準備中の上海市だが、客船の受け入れも強化。国際埠頭は増築工事中で、完成後はさらに多くの客船と乗客が利用できるようになる。
(1 / 6 枚)
2007年3月6日夜、バハマ国籍の豪華客船「地球を巡る渡航者号」が、上海市北外灘(ベイワイタン)の国際旅客輸送埠頭に到着した。この埠頭には、今月多くの豪華客船の到着が予定されているが、この客船が第一号船になる。
【その他の写真】
ここ上海では、2010年開催の世界博覧会に向けての準備が進行中だが、その一環として、豪華客船ビジネスの強化を決め、積極的な受け入れを始めている。そのことにより、到着する客船が毎年増加している状況で、2007年には、世界各国から30以上の客船の訪問が決定している。
この現状を受けて、国際埠頭ターミナルは、2006年8月25日に増築工事を開始、長さ850mの埠頭施設に7万トンクラスの客船3隻が停泊できるよう、工事が進められている。また、ターミナル内には大型待合室を作り、地下の3フロアーに税関や出入国検査、検疫などの窓口が設置される予定になっている。埠頭を利用する乗客は、地下で手続きをすませた後にエレベーターで待合室に上がり、乗船を待つことになる。出入国に関する手続きは、それぞれ10分以内で済むように、体勢や設備を整えることを計画中だ。
上海を出発した客船は、48時間以内には韓国、日本、香港、台湾などに到着できる。この埠頭が完成すると、上海はまたさらに国際的に評価される、重要都市となることだろう。(編集・饒波貴子)
ピックアップ
この記事のコメントを見る