フェイシャルパック使用でショック死?問題商品は販売停止、原因調査へ―中国

Record China    2012年8月15日(水) 5時24分

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14日、香港を本拠地に大規模展開するドラッグストアが、自社ブランド製品として販売しているフェイシャルパックに問題があるとの風評が出ている。ある女性がこのパックを使用したところ、ショック状態に陥り死亡したとの情報がインターネット上で流布した。資料写真。

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2012年8月14日、香港を本拠地に中国や東南アジアなどで大規模展開するドラッグストアが、自社ブランド製品として販売しているフェイシャルパックに問題があるとの風評が出ている。ある女性がこのパックを使用したところ、ショック状態に陥り死亡したとの情報がインターネット上で流布した。南方日報の報道。

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薬品や化粧品、衛生用品、お菓子などの食品や飲料までを廉価で幅広く扱っているドラッグストア。日本にも似たような業態があるが、このドラッグストアでは自社ブランドの製品も多く展開している。先日より、“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易サイトでは、この自社ブランドとして販売されているフェイシャルパックを使用したある女性が亡くなったとの情報が拡散している。女性は福建省在住の40歳代で、顔面にフェイシャルパックを塗布するとまもなく全身が紅潮し、唇から血の気が引いて、そのまま数分後に息を引き取ったという。その遺族が購入店に押しかけた場面だと言われる画像も出回っている。

しかし、パックを使用して命を落とすとは、なんとも信じがたい事態だ。これについて、中山大学孫逸仙記念医院皮膚科の毛越蘋(マオ・ユエピン)副教授は、「化粧品が人体に悪い影響をおよぼす場合でも、その多くは皮膚炎やかぶれなど局部的なもの。命を奪うリスクはほぼゼロといってもよい。しかし、製品中のある成分に対して極度のアレルギーを持っている場合は、ショック症状に陥る可能性は否定できない」としている。

問題の製品は2010年に発売以来、90万個を販売しており、これまでにアレルギーに起因するクレームは受け付けたことがないという。中国の化粧品衛生法規にも違反する点はなく、欧州の第三者機関による安全検査にも合格している。女性が死亡した原因調査については遺族の協力を求めているが、まだ同意を得ていないという。しかし、製品は全店で販売を停止。すでに製品を購入した消費者に対しては、返品・返金に応じているという。(翻訳・編集/愛玉)

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