中国全土で増殖するゴーストタウン、雇用確保や経済成長のため建設中止できず―英メディア

Record China    2012年8月18日(土) 7時49分

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13日、中国各地にゴーストタウンや未入居のショッピングモールが拡大しているが、経済成長や労働者の雇用確保のため、やめるにやめられない状態が続いている。写真は広東省東莞市の華南MALL。

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2012年8月13日、BBCによると、中国各地にゴーストタウンや未入居のショッピングモールが拡大しているが、経済成長や労働者の雇用確保のため、止めるに止められない状態が続いている。15日付で環球時報が伝えた。

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中国での大規模なインフラ建設について、英国の投資ファンドの責任者は「道路や鉄道、発電所など、10〜15年前ならば建設の必要性がはっきりしていたが、現在は投資のための投資になってしまっている」と指摘し、「過去10年間、中国は2カ月に1カ所の割合でローマ市クラスの街を作り出してきた」と、その驚異的な建設スピードに驚きを示す。

労働者の就業問題や経済成長率維持のため、中国の各都市では現在も大規模な開発が継続されている。世界銀行のある担当者は最近、ブログに「雲南省昆明市呈貢区には10万戸以上の空きマンションが放置されている」とつづった。現地政府は03年から住民の呈貢県(11年7月に呈貢区へ改変)への居住を誘致し始めたが、現在に至っても現地には住民がほとんど住んでいないという。

また、かつて昆明市で勤務していたイタリアの記者は、「呈貢区では大型体育館やショッピングセンター、何百棟ものビルが完成したまま放置されている。ここはアジア最大のゴーストタウンの1つと呼ばれているそうだ」と話した。

「世界最大のゴーストショッピングセンター」の称号で呼ばれるのは、広東省東莞市の新華南MALL。交通の便の悪さが致命傷となり、05年の竣工後、約1500店舗のテナントの大部分は未入居のままだ。

北京市昌平区南口鎮では、90年代に計画が始まったテーマパークがいまだに完成せず野ざらしになっている。テーマパークによって入場者を誘致しようとした開発業者のもくろみは実現しなかったものの、皮肉にもその「廃墟文化」が学生や芸術家を魅了しているという。(翻訳・編集/HA)

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