2012年8月16日、ロンドン五輪組織委員会が開会式や競技で使用された様々な五輪関連グッズをオークションにかけている。開会式の選手入場の際の中国国旗は1165ポンド（約14万円）となっている。深セン晩報が伝えた。

【その他の写真】

開会式のセレモニーで使用された小道具や競技で使用した用具、選手がサインした品など、ありとあらゆる物がオークションにかけられている。陸上男子400メートルリレーで金メダルを獲得したジャマイカのウサイン・ボルトがバトンを記念に持ち帰りたいと申し出たところ、組織委員会はこれを拒否。このバトンも出品される可能性があるという。

これまでオークションにかけられた中で最も高値で落札された品物は、自転車男子個人ロードタイムトライアルで金メダルを獲得したブラドリー・ウィギンズ（英国）がサインした聖火トーチで、1万3000ポンド（約162万円）の値が付いた。しかし、男子バスケットボールの決勝で使用したゴールや英国の飛び込み王子トーマス・デーリーのサイン入り写真などのオークションがまだ終了していないため、この記録は間もなく破られるとみられている。

一方、オークションにかけられた各国の国旗に関しては、中国の国旗が1165ポンドで、米国の約8分の1の値しか付かず、ブラジル国旗の3000ポンド（約37万円）にも及ばない結果となった。

また、組織委員会が開会式のナース服や柔道の試合で審判が使用した採点用紙などあらゆる品をオークションにかけているのを見て、あるネットユーザーは陸上男子110m障害予選で中国の劉翔（リウ・シアン）が棄権した後にキスをしたハードルもオークションにかけられるとみている。（翻訳・編集/HA）