<中国旅游>花の国、雲南―シリーズ・中国少数民族の風情(1)

Record China    2012年8月20日(月) 9時55分

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15日、中国には漢民族をはじめとした合計56の民族があり、各民族の伝統、文化、習慣がそれぞれ異なっている。さまざまな少数民族固有の文化に触れることも中国観光の楽しみだと言えよう。今回は花の国、雲南の地に住む少数民族をご紹介する。

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2012年8月15日、中国には漢民族をはじめとした合計56の民族があり、各民族の伝統、文化、習慣がそれぞれ異なっている。さまざまな少数民族固有の文化に触れることも中国観光の楽しみだと言えよう。今回は花の国、雲南の地に住む少数民族をご紹介する。

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雲南省には26の民族が暮らしている。総人口の約3分の1が少数民族で、雲南は少数民族の宝庫と呼ばれ、多彩な文化を誇っている。

■タイ族

タイ族は悠久の歴史を持つ少数民族であり、主にシーサンバンナ・タイ族自治州、徳宏タイ族チンプオ族自治州などに住んでいる。1000年以上にさかのぼる古い文献、独自の暦や多彩な音楽と踊りの文化があり、独特な風情を存分に放っている。

タイ族の一番盛大な祭りは水かけ祭りである。毎年4月中旬、タイ暦の正月に行われる。厄除けを祈願したり、祝福しあったりし、互いに清らかな水をかけあう。ほかには綉球(絹リボンでこしらえた球形の飾り)投げ、花火大会、ドラゴンボートレースなどの行事がある。祭りの音が街のあちこちに響き、シーサンバンナや徳宏は歓喜の海となる。この時期は国内外の観光客が押し寄せ、非常ににぎわう。

■イ族

中国の少数民族としては、イ族は比較的人口が多く、居住範囲が広く、長い歴史を持つ少数民族である。イ族には密枝節、イ歴節などお祭りが多い。松明(たいまつ)祭りはその代表的な祭りと言えよう。

旧暦の6月24〜25日、雲南省内の石林イ族自治県、楚雄イ族自治州などでは10万人ほどのイ族が集まって松明祭りを祝い、伝統的な舞踏、闘牛、格闘技を行ったりすることで大いに湧き立つ。祭りの前、広場の真ん中に高さ約3mほどの大きな松明が立てられ、その周りに小さい松明があしらわれる。祭り当日の朝から人々は広場に集まり、勇ましい闘牛式や格闘技が行われる。

夜に松明行列を見ると、まるで炎の龍のようで極めて壮観である。9時ごろに大松明が照らされ、美しい民族衣装を着た村民らが松明を囲んで情熱的な舞いを踊りはじめ、広場が祭りのバラダイスになる。

※本記事は楽旅中国(らくたびチャイナ)の特別提供。楽旅中国は、中国青年旅行社(CYTS)傘下で展開する中国旅行専門の日本語オンラインサービスです。

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