Record China 2012年8月21日(火) 11時32分
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18日、性の低年齢化が進む中国で、毎年夏休みになると増えるのが「人工中絶」を行う10代の少女たち。最近は「無痛中絶」の普及で「堕胎はお手軽」という間違った風潮さえ生まれている。写真は人工中絶の広告。
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2012年8月18日、性の低年齢化が進む中国で、毎年夏休みになると増えるのが「人工中絶」を行う10代の少女たち。最近は「無痛中絶」をうたった広告がネット上を席巻し、「堕胎はお手軽」という間違った風潮さえ生まれている。上海紙・新民晩報が伝えた。
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上海市内の中国人民解放軍四一一医院の産婦人科医、程暁梅(チョン・シャオメイ)さんの元に夏休みに入ってすぐ、16歳の妊婦がやって来た。すでに妊娠8カ月。父親は同級生で、2人とも来年高校受験を控えた中学生だ。女の子は妊娠に気づいていたが、誰にも相談できなかったという。体型の変化に気付いた祖母が病院に連れて来た。
「お腹に腫瘍ができているのでは」と母親に連れられてきた女の子が妊娠していたというケースもある。事実を知った母親は「娘は優等生。毎日勉強に忙しく、恋愛どころではなかったはず。無断外泊などもなかったのに」と愕然としていたという。
だが、現代はインターネット社会。子どもたちは親が思っている以上に性の知識が豊富だ。程さんは「中国の親も欧米のように家庭で正しい性教育を行った方がよい。あまりに若いうちからの性行為は子宮頸がんのリスクが高まる。複数の相手との性行為は性病にもなりやすい。避妊の重要性も教えるべき」と警鐘を鳴らす。
「手術はたった3分間。痛みは全くありません」「明日から旅行にも行けます」など、最近の中絶に関する広告はお手軽感が強調されている。だが、この「無痛手術」こそが少女たちを中絶のリピーターにさせている元凶。程さんは、「1年に3回や3カ月に2回も珍しくない。『痛くないから、次もまたお願いね』と言いながら帰っていく子もいる」と嘆いている。(翻訳・編集/NN)
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