2012年8月21日夕方、中国・広西チワン族自治区防城港市の住宅街で、3歳の男児がアパート2階の窓から宙づりになる事件があった。チャイナフォトプレスの報道。

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集合住宅の敷地内に、男児の大きな泣き声が響きわたった。近隣の住民が駆けつけると、ある棟の2階窓から、宙ぶらりんになっている男児の姿が。男児は何らかの原因で窓から転落しかけたらしいが、この窓には外部からの侵入防止用に鉄格子がとりつけられており、その格子に頭部が引っかかって、抜けない状態になっていた。格子のおかげで男児は落下せずにすんでいるのだが、首を支点に宙づりになっているさまはあまりにもむごたらしかった。

男児の家族に非常事態を知らせるが、なんと家族も男児に近づくことができない。男児がぶら下がっている窓のある部屋はなぜか反対側から施錠されており、家族も室内に入れなくなっていたのだ。消防隊による救援を待つ間、隣に住む青年が男児を支えることにした。階下に脚立を置き、そのてっぺんに立って、ぶら下がっている男児を下から持ち上げるようにして支えた。3分後、救援隊が駆けつけると、鉄格子を切断し、男児を無事に救出。男児は無傷だった。

男児本人の説明によると、部屋で遊んでいる間にドアがロックされてしまい、部屋の外に出られなくなったため窓からの脱出を試み、鉄格子にはまってしまったのだという。(翻訳・編集/愛玉)