Record China 2018年9月6日(木) 1時20分
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中国メディアの看看新聞によると、60代女性の体内から摘出された胆石55個が「ポップコーン」のような形状だったという。女性は長年にわたり動物性の食べ物をほとんど口にしていなかった。医師は、食生活に関係しているとの見方を示した。
中国メディアの看看新聞は4日、最近になり胆石摘出の手術を受けた60代女性の話題を紹介した。胆石55個を摘出したが、炸裂した「ポップコーン」のような形状だったという。女性は長年にわたり動物性の食べ物をほとんど口にしていなかった。医師は、食生活に関係しているとの見方を示した。
女性は湖北省武漢市郊外の新洲区に住んでおり、農業を営んでいる。最近になり健康診断を受けたところ、胆石があり急いで手術を受ける必要があると言われた。そこで、武漢京都結石医院(病院)で手術を受けることになった。
医師は手術前、女性の胆嚢の状態を心配していたが、手術の結果、胆嚢の機能は良好であることが確認できた。取り出された胆石は55個だった。多くが炸裂した「ポップコーン」のような形状をしていた。検査の結果、女性の胆石はコレステロールと胆汁の成分であるビリルビンの混合型だったことが分かった。
医師は、女性の胆石と食生活には密接な関係があったとの見方を示した。女性は普段から、動物性の食べ物をほとんど口にしていなかった。医師によると、胆嚢は(胆汁放出のために食事のリズムに合わせて)規則正しく収縮する。しかし、いわゆる「なまぐさもの」を食べないとしっかりとした収縮が起こらない。そのような食生活を長年にわたり続けると、長時間にわたり胆嚢内に溜まった胆汁の結石化が誘発されるという。
中国では、動物性食物を食べない「ベジタリアン」もさほど珍しくない。多くの場合は仏教の考えを生活の中で実践したいと望む信者で、動物性の食べ物だけでなくニンニクやニラも避ける人が珍しくない。
中国では2000年ごろから仏教関係の活動が盛んになった。中国当局は宗教活動を監督・監視・管理しているが、地方などでは、人が集まることによる「経済効果」を見込んで、地元当局が寺院の開設に協力的な場合もある。
仏教信者の増加、健康への関心の高まりが背景となり、日本式に言えば精進料理、中国語では「素食(スーシー)」を供する飲食店も増えた。(翻訳・編集/如月隼人)
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