<尖閣問題>反日デモは中国政府が仕組んだもの、政治不安から注意をそらす目的―米華字メディア

Record China    2012年9月4日(火) 13時8分

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2日、尖閣諸島問題を受け、中国で高まる反日感情。中国人の愛国心の発露とみる意見もあるが、一方で反日デモは中国政府が仕組んだものとの意見もある。写真は杭州の住宅地に掲げられた日本製品ボイコットの横断幕。

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2012年9月2日、博訊網によると、尖閣諸島問題を受けて中国で高まる反日感情は中国人の愛国心の発露とみる意見もあるが、一方で反日デモは中国政府が仕組んだものとの意見もある。

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天安門事件以来最大の政治事件といわれた薄熙来(ボー・シーライ)重慶市委書記の失脚とその妻・谷開来(グー・カイライ)の英国人殺人事件。中国共産党第18回全国代表大会(十八大)を控え、社会の安定を必要としている中国政府は、尖閣問題と反日デモを使って人々の注意をそらすことを画策している。

そもそも最大の疑念はなぜ香港の活動家が出港できたかという点だ。彼らは毎年、尖閣行きを企てていたが、これまでは香港海上警察に阻止されてきた。なぜか今年だけは香港海上警察は阻止しなかった。

もう一つ、不自然な動きがあった。上陸事件後、梁振英香港特区長官は日本領事に抗議したが、もともと香港特区長官に外交権はない。重大な越権行為だが、中国共産党はこれをとがめることはしなかった。梁長官は違反したのではなく、与えられた任務を忠実にこなしたということであろう。

デモは多数の都市にひろがり、中国人の反日感情には火が着いた。中国共産党のもくろみは成功したかに見えるが、それだけではない。いくつかの都市では日本だけではなく、中国政府を批判するスローガンも確認されている。ある研究者はデモそのものは中国政府が仕掛けたものであったにせよ、デモの実態からは、多くの中国人が政府に不満をもっていることがうかがえると評している。(翻訳・編集/KT)

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