中国の軍拡でロシア軍需産業に追い風―ロシアメディア

Record China    2012年8月31日(金) 15時49分

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28日、露メディアは「中国が大国化することがロシアに新たなチャンスをもたらしている」とし、軍事分野における提携が両国の信頼関係を強め、軍事・政治面での協力を強固なものにさせていると指摘した。写真は多用途ヘリコプター「Mi−171E」。

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2012年8月29日、環球時報(電子版)によると、露ラジオ放送ボイス・オブ・ロシアのウェブサイトが28日、「中国は今もロシア軍事産業の大口顧客だ」と題した記事を掲載した。ロシアの軍事協力部門の責任者はメディアの取材に対し、中露の軍事技術提携の現状について語った。

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2011年、ロシアによる兵器・技術輸出総額130億ドル(約1兆円)のうち、中国向けが15%を占めた。当初は中国の急速な経済成長を背景に中露間の軍事技術提携は減少していくとみられていたが、国際的、軍事的な立場の向上に伴って、中国は新たな兵器の導入、軍備増強の必要性に迫られている。

中露間の軍事技術提携は航空エンジンとヘリコプターが中心。今年8月には中国が多用途ヘリコプター「Mi−171E」55機の採用を決定したことが明らかになったほか、2011年から2012年初旬にかけて、数百機分の航空エンジンの契約にも署名が行われている。こうした大規模な軍事提携・契約はロシアの軍事産業にとって大きな追い風となっている。

ロシア戦略分析・技術センターの専門家は、「中国が大国化することがロシアに新たなチャンスをもたらしている」と指摘し、軍事分野における提携が両国の信頼関係を強め、軍事・政治面での協力を強固なものにさせていると語っている。(翻訳・編集/岡田)

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